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Kunen本の訳者に聞いたところでは、ineffable cardinalを「玄妙基数」と訳したとき、じゃあsubtle cardinalは「精妙基数」だな、と思ったそうです。いずれも今では専門家の間でも話題になることが少なくなった用語なので、「れっきとした専門用語」とはいえ、そのまま博物館行きになっちゃいそうだという話です。
たしかに ineffable cardinal というか玄妙基数ってマイナーな感じです。定義や基本性質は面白いと思うのですが、そこからの進展が少ないのでしょうか。Subtle cardinal とい名前は始めて聞きました。「精妙基数」ですか。いいなあ。Kunen本の邦訳は、正確さはもちろんですが、精妙さ、さらにユーモアも感じられ、まるで文学作品のようで読んでいて楽しくなります。楽しんでばかりいないで、ちゃんと全部身につけなければいけないのですが、それは徐々にということで。
うーん。ineffableがあんまり話題に上らないのは確かですけれども。でも、「L上では、任意の正則基数$\kappa$に対して、$\diamondsuit^+_\kappa$が成り立つことと$\kappa$がineffableでないことが同値」があるので、私としては結構重要です。私の学位論文でも出てきたのでちと思い入れが。それと、用事で読んだ薄葉さんの最近の論文でも、ineffableの拡張概念が出てきてなかなか面白い議論をしていました。まだまだやれることはたくさんあるかと。
Kunen本の訳者に聞いたところでは、ineffable cardinalを「玄妙基数」と訳したとき、じゃあsubtle cardinalは「精妙基数」だな、と思ったそうです。いずれも今では専門家の間でも話題になることが少なくなった用語なので、「れっきとした専門用語」とはいえ、そのまま博物館行きになっちゃいそうだという話です。
たしかに ineffable cardinal というか玄妙基数ってマイナーな感じです。定義や基本性質は面白いと思うのですが、そこからの進展が少ないのでしょうか。Subtle cardinal とい名前は始めて聞きました。「精妙基数」ですか。いいなあ。Kunen本の邦訳は、正確さはもちろんですが、精妙さ、さらにユーモアも感じられ、まるで文学作品のようで読んでいて楽しくなります。楽しんでばかりいないで、ちゃんと全部身につけなければいけないのですが、それは徐々にということで。
うーん。ineffableがあんまり話題に上らないのは確かですけれども。でも、「L上では、任意の正則基数$\kappa$に対して、$\diamondsuit^+_\kappa$が成り立つことと$\kappa$がineffableでないことが同値」があるので、私としては結構重要です。私の学位論文でも出てきたのでちと思い入れが。
それと、用事で読んだ薄葉さんの最近の論文でも、ineffableの拡張概念が出てきてなかなか面白い議論をしていました。まだまだやれることはたくさんあるかと。